チェコの野球

〇チェコってどんな国？

　私は正直ヨーロッパにある国ということ以外知りませんでした。ヨーロッパの中央あたりに位置する国で、首都がプラハ、人口が１０００万人程度。面積は世界で１１４位という大きさ。もともとチェコスロバキアから１９９３年に分離し誕生しました。公用語はチェコ語のようです。共和制国家です。共和制国家は君主がいない国ですね。みんなで決めましょうというスタイル。人気のあるスポーツはサッカーとアイスホッケー。

〇野球はどんな？

　野球の人口は非常に少なく、野球、ソフトボールの人口は４，５千人程度と言われています。それでもチェコにはリーグが存在していて、二部まであります。一部のリーグは「チェコ・エクストラリーグ」８チームでリーグ戦を行います。３５試合行い、上位６チームがプレーオフを行うようです。

〇レベルは？

　ヨーロッパの中では上位チームとはまだまだ差があるようです。しかしアンダー世代が頑張っているようで、Ｕ２１の大会では１１チーム中６位になったこともあります。アンダー世代がヨーロッパで上位に入ることもありこれからに期待したい。チェコのリーグはテレビでも中継されることがあるようで、そういった努力も素晴らしい。明確なレベルはわかりませんが、２０２０年の１月現在で野球世界ランクで１８位です。ヨーロッパでは、オランダ、イタリアに次ぐ順位です。

〇選手は？

　メジャーに在籍した選手はチェコスロバキア時代に１人だけいます。１９５２年にカール・リンハートという選手がいます。かなり昔ですし、チェコが分離してからはいません。マルティン・セルベンカという選手が初めてのメジャーリーガーになるかと注目を浴びたこともあります。捕手であり、２Ａで１５本のホームランを打ったようです。期待したいです。日本にも独立リーグに所属している選手もいて、これからに期待したい。

　今回は調べてみて楽しかったです。少しずつ野球が高まっている国ですので、１０年後、２０年後にヨーロッパの強豪として日本と対戦してほしいと思います。