野球小説の紹介⑤ 大延長
堂場瞬一さんの作品「大延長」です。
夏の甲子園大会の決勝、延長15回まで投げても決着がつかず再試合へ。この試合の結末やいかに・・というような内容です。両校の監督同士が大学のバッテリーでお互いのことを知っています。恒正学園の四番と新潟海浜のエースも知り合いです。お互いに知っている関係で試合が進んでいきます。新潟海浜のエースは膝を怪我していて、監督は選手の未来を考え投げさせない決断を下すか迷います。対する恒正学園は監督が異動するとか不祥事とかでチームがバラバラになってしまう。などハプニングが起きながらも熱戦を繰り広げていきます。
私は昨年の秋頃に読んだのですが、ちょうど甲子園が終わった直後で、吉田輝星投手の酷使と重ねて読んでいました。酷使はするべきではないと思いながらも、当事者たちだけじゃない関係者の思惑などたくさん絡んで大変だと思いました。
熱い戦いをイメージしやすいので、面白いです。是非読んでみてください。